ずっと好きだったよ
この日も言い合いをしていた。
「遥斗があたしのお菓子食べたんでしょ」
「食べてくださいみたいに、机の上に置いてるからだろ」
そんな言い合いをしていた。遥斗と翔哉は、休み時間になるとよく来ていた。
「亜妃~、なんとか言ってよ」
海は亜妃に助けを頼んだ。
「バカップル」
亜妃は海たちに言った。
「付き合ってない」
海と遥斗は声をそろえて言った。
「息ぴったり」
翔哉も笑っていた。


ケンカ友達。私は、ずっとそう思っていた。

遥斗が特別な存在に変わるまでは・・・・
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