ずっと好きだったよ
「どうしたんだよ、これ。なんかあったのか?」
遥斗は海の手首を握りながら訊いた。海は口を閉ざした。
「とにかく、保健室行こう」
遥斗は海を連れて行こうとした。
「大丈夫だから」
海は、遥斗の手を振り払った。
「大丈夫なわけねぇーだろう。痣になってんのに」
遥斗は言った。遥斗の優しい気持ちに涙が溢れてきた。遥斗は驚いていた。
「ありがとう」
海は涙を流しながら言った。
そして、保健室に向かった。手当てをしてもらった。
「大丈夫よ。痛むようだったら、病院に行ってね」
保健室の先生はそうゆうと、保健室から出ていった。保健室には二人だけになった。
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