ずっと好きだったよ
遥斗はただ呆然と聞いていた。
海はすべてを話した後、保健室を飛び出した。次々に涙が溢れてきた。
必死に走った。その瞬間、声がした。
「海ー」
海は、後ろを振り返った。遥斗が走ってきていた。海は、後ずさりをして、走り出そうとした。
その瞬間、腕を掴まれ、だきしめられた。
< 29 / 77 >

この作品をシェア

pagetop