ずっと好きだったよ
マックに着いてからも、二人は話していた。
「あの~二人だけの世界に入らないでくださ~い」
海はがまんできなくなり、二人の間に入った。
「あっ、ごめん」
亜妃は謝った。
「遥斗、お前も喋れよ」
翔哉は言った。
「めんどくさい」
これが遥斗の答えだった。《なんだ、こいつ》海は思った。
それから、しばらくして帰ることになった。
「楽しかった。また、来ようね」
亜妃は、テンション↑↑だった。
「遥斗、海ちゃん送ってやれよ。家の方向一緒なんだから」
翔哉が言った。
「いいよ。一人でも帰れるし」
海は言った。
「だめだよ。女の子なんだから。送ってもらいなよ」
亜妃が心配してくれていることは分かった。
そして、亜妃は翔哉に送ってもらい、私は遥斗に送ってもらうことになった。
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