ずっと好きだったよ
遥斗は、向こうから海が歩いて来ているのが分かった。
海が足を止めた。自分も足を止めようかと思った。でも、止めなかった。そのまま歩き、海の横を通り過ぎた。何も言わず、通り過ぎた。




《海・・・・・》
遥斗は、自分の気持ちを押し込めた。




海が、泣いていたことも知らずに・・・・・・





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