睡恋
第1章「運命の出会い」
俺の名前は佐藤海。一般企業で働く24歳の男だ。

俺は大学時代の親友である森岡新吾の結婚式に出席するため、タクシーに乗り会場を目指していた。


俺「運転手さん急いで!!式が始まっちゃうよ。」


運転手「ほんまでっか!?あなたの結婚式で?」


俺「友達の結婚式なんですよ。」


運転手「そうでっか。親しい人なんでっか?」


俺「大学時代の親友なんです。だから、遅れたくないんですよ。」


運転手「そういうことなら任せとき。絶対間に合わせてみせるさかいな。」


………

そこから、沈黙が続いた。俺も運転手も時間と闘っていて、喋る余裕がなかったのかもしれない。

ただ、この沈黙は長くは続かなかった。式場に着いたからだ。
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