睡恋

よほど愛さんにとっては恥ずかしいことだったのだろうか。彼女の頬は赤くなっていた。


俺「愛さん、何が……」


愛「佐藤さんは、運命って信じますか?」


俺が、言うことを遮るように愛さんが空を見上げたままそう聞いてきた。


俺「運命はあるでしょ。だって、愛さんに会えたことだって運命じゃない。」


愛「佐藤さんも信じるんですね。私も信じます。だって………」
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