睡恋

愛「少し肌寒くないですか?佐藤さん?」


肩を震わせながら、愛さんがそう言った。


季節は冬なのだから、道の真ん中で二人は寄り添っているだけじゃ寒いのは当たり前だ。



俺「確かに少し寒いですね。道の真ん中で寄り添ってるだけじゃ仕方ないですよ 。」


だからといって、どこか行く場所が閃いてこなかった。


……………、急に愛さんが口を開いた。


愛「じゃあ、私の家に行きますか?」


ドキッとした。


付き合ってすぐ彼女の自宅に行くなんて想像もしてなかったからだ。


「俺の散らかってる家には行けないよな。」そう思った俺は、愛さんの自宅にお邪魔することにした。
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