睡恋
家に入ると玄関で倒れている女性がいた。
どうやら家にいるのは父親じゃなくて、この女性らしい。
一安心したが倒れている女性が気になったので、俺は声をかけようと思った。
すると、愛さんがその女性に駆け寄って声をかけた。
愛「お姉ちゃん、どうしてここにいるの?」
―お姉ちゃんって麗奈さんだよな。でも、麗奈さんは新吾と一緒だから………じゃあ、この誰?―
俺は状況を把握できない。
倒れていた女性が立ち上がって、こっちを見た。
それで誰かは分かった。
その人は麗奈さんだった。
愛「お姉ちゃん、新吾さんの家になんで行かないの?」
俺も気になっていた疑問だ。
麗「愛じゃない。何を言っているのここが新吾の家よ。」
俺「麗奈さん酔っているのかな?」
俺は愛さんに聞いた。
愛さんは首を縦に振った。