睡恋
愛さんを呼ぶまでに間があった。



愛さんはもちろん俺もその意味が分かった。



麗奈さんが家を出て行った後で、俺は愛さんに盗み聞きしていたのを告白し、謝罪した。



そして聞いた。



俺「愛さん。さっき麗奈さんが言ってた“大きなプレゼント”と愛さんの家族について教えてくれないかな?」



………愛さんは話すかどうか悩んでいるのか、黙って目をつむっていた。



そして、静かに目を開けて言った。



愛「分かりました。付き合っている限りいずれ私の家族のことは話さないといけないと思ってたので、ちょうどよい機会ですね。」



そして愛さんはゆっくりと語り始めた。
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