恋の坂道発進―2010年バレンタイン短編―



何を書こう。


名前だけでいいかな?


“お大事に”とか?





「お待たせしましたね」




ん??



HG、いつもと声が違う。






振り向いた。




失神するかと思った。





暗い廊下の向こうから歩いてきたのは、HGではなく・・・・・・






「塩崎先生!?」




「今の、似てなかった?」




HGの真似をした塩崎先生は、ペロっと舌を出した。




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