鬼姫



ーーキンコンカンコーン ーー



『よっしゃぁ!
間に合った!!』



かなりギリギリで
あたし達は校舎の
門をくぐった




「希美が走るの
遅いから!!
あたしまで、
遅刻しそうに
なったぢゃん!!」



なにぉー!?
これでも必死で
走ったのに(泣)


『ーーっ
友里のふざけた
体力とあたしの
体力を一緒にしなぃで
ください!!』


これでも、
一生懸命走ったのにっ!!

てかっ、友里の体力が
ヤバすぎなんだし!!
こんな朝から
走れるはずないぢゃん!!




「ほらっ!
そろそろ席に
着かないと!!」


『そうだ!!
山田に見つかったら
掃除当番だっ(笑)』


山田っていうのは、
あたし達の担任の
先生だよ!








ふと、教室中を
見回した………


もぅすぐ、HR
始まるのに……

誰もいない……



あーぁ!
さてはみんな
遅刻だなっ!!

掃除当番決定だっ(笑)

そんなのんきな事を
考えてた
そのとき……











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