鬼姫
「それは……………」
おじさんは黙りこんで
しまったーー。
あたしは、直感で
おじさんが何か
隠していると思った。
「……時が来たら君に……
すべてを話そう。
それまで君は
ここにいるといい。」
おじさんは優しく
そう言ってくれた。
『………わかりました』
納得はいかない!
けれど……
何も思い出せない今は
どぅする事もできない……。
あたしの過去………
何があったの!?
思い出さなくちゃ
いけない…………
楽しく過ごせてたかなぁ?
幸せに暮らせてたかなぁ?
大切な人達と笑いあって
過ごせてたかなぁ?
そんな過去だったら
いぃ……。
でもっ!!
……忘れたくなるような
……辛い過去だったら
どぅするの?