Nightの誘惑
その状態で固まったままの私。


「ヨウ!どうしたの?」

背後から声をかけられてビクッと肩が震えた。


「あー。……なんでもない…よ」


「ならいいけど。急に動かなくなるから、ビックリするじゃん」


幸いミナミも智香も私の動揺には気づいてない。


異常なくらいに早い鼓動が落ち着かないうちに、マスターとそのバイトくんが私たちの席へとやってきた。





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