Nightの誘惑
ぼんやり自分の手を見つめながら考えてると…



「ちょっと、ヨウ!さっきからずっと何考えてるの?」


”?”をいっぱい持った智香が、私の顔を覗き込む。


「あ〜…ごめん」


いつの間にか空になった自分のグラスに視線を落として呟いた。

もう…。といいながらそれ以上は聞かない。


たぶん…彼氏の事を考えていたんだと、智香は思ったと思う。

本当は…違うのに。




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