Nightの誘惑
「おっ、次は何にする?」

私と視線を合わせたマスターが聞いてくる。

「う〜ん…シャンディで。」


「リョーカイ。」

マスターの返事を聞いて、カウンターに背を向けて歩く。


…同じもの……


そう言いたかったのに言えなかった。


もしかしたらどこかで抑えたかったのかもしれない。


どんどん早まって破裂しちゃう前に。


この弱き心を…




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