Nightの誘惑
Cocktail☆2☆

Cocktailの勇気

会いたい…。

昨日会ったばかりなのに。


帰宅して数時間経つころにはアルコールも抜けて、日曜だというのに予定のない私の身体はダラけていくばかり。


脱ぎっぱなしだった洋服を手に取った時、むせ返るほどのタバコの香り。


吸い過ぎたかも…


やめようかな。


なんて実行出来ない事を思ってしまう。


意思の弱い私には到底無理なこと。


洋服を洗濯機に放り投げて、ひどく腫れぼったくなった顔を鏡に映す。


「…ブサイク」


鏡に映るもうひとりの自分に毒を吐く。



そういえば…シャンプー切れてたんだ。

暇だから散歩がてら行ってこよう。


簡単に朝食を済ませて部屋を出た。




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