Nightの誘惑
……さすがは日曜。

何この人混み。


そして、嫌味なくらいに多いカップル。


やっぱ、誰か友達誘えば良かった…


一人があまりにも惨めだわ。



そんな私の目に飛び込んだある光景。


あれ…?


もしかして、晃?


なんで、ジュエリーショップにいるんだろう?


なんとも不似合いな光景。


平凡なくらいに普通な容姿と服装をした晃がジュエリーショップに…。


何してるんだろう。

しかも一人で…



私はなぜか声をかけることもせずに、その前を通りすぎた。


この時もし、声をかけていたら…


晃の意図を知る事が出来ていたら…



私達はどうなっていたんだろう。



きっと、私は別の選択をしていたに違いない。






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