Nightの誘惑
ウキウキする気持ちを抑えて、最後の一口を流し込んだ。


「おかわりぃ」

「またビールでいいのか?」

新しいグラスを手にサーバーの前へちょこんと移動する。


う〜ん…

本当は…俊介さんが作るCocktailが飲みたいけど。


さすがにそれを口にしたら、怪しまれちゃうし。


少し悩んだ私は…


「ビールで…いい」


と、結局同じものを選んだ。


「今日は一人なんだ?」

ウーロン茶をグラスに注ぎながら、チラリと私を見た。


…きゅ〜んっ。


やややや…やばいっ。

その視線…反則じゃん。


そんなふうに他の女の子も見るの?


そしたら…



みんな俊介さんに恋しちゃうよ。




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