気まぐれカエル~バレンタイン特別編~
「オレはね、いくら他の人にチョコやプレゼントもらってもスキにはならない」
先生はさっきとは違う真面目な目をしていた
そのせいで私を視線をそらせなかった
「それに…南からのチョコだけが本当にほしかったものだから」
先生は自分の膝の上の箱をひょいっと持ち上げた
私のあげたトリュフ…
「あれ…?何だこのカード」
先生が箱を持ち上げたと同時に、白い小さなカードが落ちた
「何て書いてある?」
私が買ったときあんなのついてたっけ?
英語でかかれた短い文
「…Please eat Chocolate with me」
先生がニヤニヤして読みあげた