気まぐれカエル~バレンタイン特別編~
「……はぁ」
「はぁ?」
いきなりでかいため息をもらした翔太
「まじ理奈って鈍感だよな」
そして、わけのわからないことを話しだした
「ああん?誰がポンカンだと?」
「…鈍感だって」
翔太はちらっと私を見るとまた深くため息をついた
「翔太。ため息ばっかついてると幸せ逃げるんだぞ」
「知ってるよ。でも、今幸せだからいい」
そう言うと翔太は私の右手をそっと掴んだ
「……翔太?」
「本当…なんでわかんねぇかなお前は」