セパラスィオン
手の痺れに軋む身体と、疼く寒さ。


どれも不快なものだけれど、今私は生きているのだと実感させられる。

死んでしまったらきっと、もうそんな感覚は無いのだろうから。


「顔洗ってベッドで寝よう」


今日は日曜日。

カーテンから光が差し込み、二度寝するには勿体無いくらい外はよく晴れている。

でも特にすることもなければ、妙な疲労感が身体を重くしていて行動を起こす気になれなかった。
< 3 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop