1センチの距離
サークル内が男子ばかりというわけではないが,

キックターゲット自体が女の子には抵抗があるようだ。


絶対,女の子は来ないよなー……と考えていたその時だった。


「……ぁの……」


「……」



「……もしもーし?」


「ぇ?……あ!」


嵐士の前に2人組の女の子が立っていた。


「参加したいんですけど……」


「ぁ,はい!……こちらに名前と,学生でしたら学校名も記入してください」


名簿とペンを2人に向ける嵐士。


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