罪恋
強い気持ち
真央の悲劇
付き合って4週間が経った頃だいぶクラスのみんなにも真央と付き合ってる事を知られ始めた。
授業が終わり今日も真央と一緒に帰る約束をした。
俺が部活をしている間、真央は教室で宿題をして待っていてくれるんだ。
いつも通り部活を終わらせて教室に行ったが誰もいなかった。
携帯に電話をかけると教室内に着信音が鳴り響く。
「真央?」
携帯と鞄が床に落ちていた。
回りを見渡しても真央の姿はどこにもない。
「あれ?俊まだ帰ってなかったんだぁ?」
振りかえると、隣のクラスの中川菜々が立っていた。
中川菜々には入学してすぐに告白されたが断った。
「わりぃーかよ」
「もしかして、まだ長谷川さん待ってんのぉ?どーせ来ないのに」
「はぁ?どうゆう意味だよ」
「だって、1時間ぐらい前だけど男に囲まれて体育館の方に行ってたよぉ!長谷川さんって案外男好きなんじゃないの〜?」
「うるせぇーな」
中川菜々の腕を振りはらうと走って体育館に向かった。
体育館の中には誰もいない…。
なぜか体育館裏が気になって一度見に行ってみた。