罪恋



真央をおいてゲームセンターを出た。


今日は真央の誕生日だから何かプレゼントを買って渡そうと思った。


何がいいんだろう?
何が好きだろう?


考えながらお店に入ると目立っているアクセサリーの隅に名前が彫れるネックレスがおいてあった。



「これでいいかな」


レジに持っていき名前と言葉を彫ってもらった。

言葉は…
eternal love.〜MAO〜
(永遠の愛)

お揃いで買って、ゲームセンターに戻る。


落書きを終えた真央は外で座って待っていた。


「わりぃ、遅くなって」


「大丈夫だよっ」


「外寒いから今から俺ん家来ねぇ?」


「うん」


家についたのが夕方の17時を回っていた。



「母さん、真央来たよ」


「あら、真央ちゃんいらっしゃい!寒いから早く入って〜」


「おじゃまします…っ」



俺の部屋に移動し荷物を置き、今日は俺ん家で夕飯を食べる事になった。



「俊、お茶ないから買ってきてくれる?」


「じゃあ、あたしがいきます…!」


「真央ちゃんは座っててお客さんなんだから」



< 30 / 38 >

この作品をシェア

pagetop