幼なじみ卒業
「・・・ねえ。好きな子って誰?」
「はあ?」
千秋は驚いている様で、一瞬私に顔を向けた。
「・・・なんで?」
「だって言ってたじゃん。
今日女の子に告られてる時の返事で好きな子いるからって。
その子以上に思えないんだって。」
「あ~・・・。」
千秋は何だか答えにくそうだったので、私は少し質問を変えてみた。
「じゃあ、どんな子がタイプ?
千秋の好きな子ってどんな子?これならいいでしょ?」
私が思うにきっと凄く可愛い子なんだと思う。
そうすると私や千秋の一番身近にいて凄く可愛いのは小春かな?
でもそんな素振り見せないし。
いやでも私が気付いてないだけかもしれない。
「俺の好きな子は、鈍感で単純で馬鹿な奴。」
千秋の言葉を聞いて頭の中で浮かんでいた小春の顔が崩れた。
私が黙っていると千秋は「なんだよ?」と言った。
「あ、いや。マニアックな趣味だなって・・・。」
私がそう言うと、千秋は「そうかもな。」と言って笑った。
鈍感で単純で馬鹿な奴ねえ・・・。
千秋の好きな子に失礼だけどあまり可愛くないって事?
う~ん。そんな子いたっけ?
私の学校は可愛い子率が高いからそんな子いないと思うけど。
私は首をかしげて考えた。
「じゃあ夏希のタイプは?」
「え?」
私は千秋の声で我に返った。
「はあ?」
千秋は驚いている様で、一瞬私に顔を向けた。
「・・・なんで?」
「だって言ってたじゃん。
今日女の子に告られてる時の返事で好きな子いるからって。
その子以上に思えないんだって。」
「あ~・・・。」
千秋は何だか答えにくそうだったので、私は少し質問を変えてみた。
「じゃあ、どんな子がタイプ?
千秋の好きな子ってどんな子?これならいいでしょ?」
私が思うにきっと凄く可愛い子なんだと思う。
そうすると私や千秋の一番身近にいて凄く可愛いのは小春かな?
でもそんな素振り見せないし。
いやでも私が気付いてないだけかもしれない。
「俺の好きな子は、鈍感で単純で馬鹿な奴。」
千秋の言葉を聞いて頭の中で浮かんでいた小春の顔が崩れた。
私が黙っていると千秋は「なんだよ?」と言った。
「あ、いや。マニアックな趣味だなって・・・。」
私がそう言うと、千秋は「そうかもな。」と言って笑った。
鈍感で単純で馬鹿な奴ねえ・・・。
千秋の好きな子に失礼だけどあまり可愛くないって事?
う~ん。そんな子いたっけ?
私の学校は可愛い子率が高いからそんな子いないと思うけど。
私は首をかしげて考えた。
「じゃあ夏希のタイプは?」
「え?」
私は千秋の声で我に返った。