Heart
爽麻君を想うことを辞めた日も、


ずっと会わないようにしてた日も、


ずっと、ずっと、ずーっと


爽麻君の事、考えちゃうんだ。



でも、


今日で終わらせるよ。



しっかり想いを伝えて、


けじめをつけるんだ。



爽麻君には迷惑な話だよね。


彼女さんにも申し訳ない。



でも、


すっごく好きだから


この想い、


伝えたいんだ。




「だから今日くらいは良いよね?だって今日は……。」




ぼそっと呟いた私の声。



すると頭上から声がした。




「ねぇ、今日は何の日か知ってる?」




「え!?」




声がする方を振り向く。



え……一瞬目を疑った。



だってそこには、


爽麻君が居たんだもん。





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