Heart
「は、恥ずかしいよー。」




「あ、ご、ごめん!」




そう言ってぱっと離した私の体。




「あ、そうだ!忘れてた!」




「ん?」




「つい、告白に夢中になっちゃって。はい、これ!」




私は爽麻君の前にチョコを差し出した。




「うわ、まじで!?……なんか実感わく。やばい、嬉しすぎる。ありがとう。」



そう言って手で口元をおさえて


チョコをうけとる爽麻君。




「えへへ。爽麻君。」




「ん?」




私は爽麻君に抱きついた。




「だーい好き!」




思いっきり想いのこもった


私のHeartをうけとって


ぎゅっと抱きしめて?




「……っ俺も好きだよ。」




いつだって


私のHeartはアナタの物なんだから。


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