君のクローバー

生徒会役員

ジリリリリリリリ――――

朝の静寂を切り裂くようなけたたましい音がなる。


「んー・・・うるせっ。3個もセットしとくんじゃなかった。」


沙南は目覚まし時計を止めると再び布団にもぐった。


「さーなーまた遅刻するわよ!!」

2階から母親の声が聞こえる。


「起きますよ・・・学校だりぃ。ふわぁ~着替えるか」


布団から起き上がって着替える。


鏡の前にかけてあったまだ新しい制服に腕を通した。


「おはよーございます。今日はなんでしょう?」


階段を降り、まだ眠っている脳を起こしリビングに顔を出した。


「何ねぼけてんの!早く顔洗ってこれ食べていきなさい!」


私は身支度をしパンを口につめこんで家をでた。

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