君のクローバー
「大丈夫?ゴメンね!俺よそ見してて;;怪我ない?」


沙南に手をさしのべてくれていたのは青いぶち眼鏡をかけた真面目そうな
男子生徒だった


「大丈夫です!私のほうこそよそ見しててごめんなさい!」


私は男子生徒の手をとって腰をさすりながら立ち上がった


「ならよかった~君1年生の仔だよね?もう入学式はじまってるけど大丈夫?」

その人は苦笑いをしながら私に聞いてきた


「あっ!!ヤバイ!じゃぁこの辺で失礼します!!」


そして私は重たい足を動かしながら体育館目指して走り出した。



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