君のクローバー
席につくと隣の席の綾が声を掛けてきた

彼女は高倉　綾(takakura ryo)

モデル並みのスタイルに誰にでも喋り掛けれる頼もしい仔


「ねーねーなんで華燐より遅かったの？」


華燐が制服の袖をひっぱりながら聞いてきた


「んー？ちょっと人とぶつかっちゃってね；；」


「誰？！誰？！まさか運命の出会いって奴ｗ？」


予想以上に綾の声が大きかったのか半分以上の生徒がこちらをみた。


「あっ・・・すみません～；；・・・で？誰？」


今度は皆に聞こえないようにボソッと聞いてきた。


「し、しらないよ～；；ぶつかっただけやし。運命の出会いって・・・名札からして多分３年生やと思うけど。」


「な～んだ。つまんない。じゃぁ入学式終わったら探しにいこっかー？」


・・・・この仔は冗談なのか本気なのか分からないときがあるから正直怖い；；


「探しに行くなんてストーカーやんｗてかぶつっかただけやのにそこまでする必要ないじゃん。」


「まぁねー？」


綾と言い合っているうちに入学式が終わっていた。
< 7 / 30 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop