キミとボク
高い場所から、
また鐘の音が聞こえる。



それはまるで、
ボク達の新たなスタートを
祝福してくれているような、
澄んだ音色だった。



「よしっ、行こう!!」



その鐘の音に
促されるかの様に発した
ボクの問い掛けに、
可愛い笑顔でうなずくキミ。



そしてボク達は、
一歩一歩ゆっくりと歩き出す。



今日から始まる
新たな未来…、
しあわせな未来へと向かって…。
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