妖怪愛物語
桜さんの手には、綺麗なネックレスが握られていた。
「えっ・・・これって・・・」
「私が作ったんだ!」
そのネックレスは、真ん中に綺麗な石で作られた勾玉がついており、それを囲むように丸い石がたくさんついている。
「コレを私に・・・?」
「うん。これはね、お守り」
「お守り?」
「危険から守ってくれるんだ!私が作ったんだから絶対!」
「そんな・・・私なんかに?」
「桜だからだよ!私の子孫であり、短い間だったけど大切な妹だったんだから!」
本当に短い間だったのに、そんな私にここまでしてくれるなんて・・・。