妖怪愛物語
「桜ー!!!!」
狐さんの叫び声が聞こえた気がしたけれど、私は来るときと同じあったかい空間にいた。
「お疲れさん!」
そしていつの間にか右手は空雅さんにしっかりと握られていた。
「いやー桜ちゃん演技派だね~俺、感動しちゃった」
「もー・・・笑い事じゃないのに」
この後きっと、狐さんは記憶がなくなっている私・・・桜さんと出会うのだろう。
その出会いが2人にとって幸福となることを願って・・・