妖怪愛物語




「たっだいま~」


空雅さんは私を抱きながら、そう言って3人のいるところへ降りたった。


「なにやってたんじゃ?」


うっわ!懐かしい!何か懐かしい!!!


狐さんの変な方言だ!!


「桜に変なことしたんじゃないでしょうね?」


葉月さんも2日ぶりなはずなのに、すっごく久しぶりに会ったような・・・・。


「なぁ、何で桜はそんな嬉しそうな顔してんだ?」


炎月君がそういった。そんな嬉しそうな顔してた?


「空雅、貴様十分少々の間に桜に何したんじゃ」


「なーんもしてないよん。レンレン破廉恥なことでも考えてるの~?きゃーレンレンのえっちー」


「きっさまあああ!!!殺してやる!」


仲がよろしいことで。昔のことが嘘のようだね。


って、さっき狐さん”十分少々 ”って言わなかった?



私たちがいなかったのは2日だったんじゃ・・・?




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