妖怪愛物語
そっかそっか。
狐さんや葉月さんにとって、私たちがいなかったのは十分少々だった。
その間に呼び方変わってたから、アレ?って思ったんだろう。
これには経緯があるんだけどさ、過去にいったことをこの2人に言って良いのか否か、私は分からなかったので何も言わないことにした。
空雅さんあとはよろしく。
「あー・・・えーっと・・・何か、俺的には『桜』じゃなくて『桜ちゃん』のほうがしっくりくるかなぁ?と思って・・・ね?」
ね?ってふられても困りますけど!!
私ってぶっちゃけ関係ないとは・・・言い切れないけど、区別するための問題ですからね!
「まぁ・・・分かる気もするけどねぇ・・・」
流石、葉月さん!
妙な詮索をされるとこちらとしてもなんとなく困るようなので。
「そうそう、分かってくれたらいいんだ」
何でそんなに空雅さんがドヤ顔なのかはまったく不明だけど、まぁよかったよかった。