妖怪愛物語

桜の上の





「ふぅ、掃除終わりっ・・・」


今日もいつ通り綺麗になった!


私は、周りを見渡す。落ち葉一つない綺麗な地面だ。


「杏里ー!ご飯だよー」


お母さんの声が家のほう聞こえる。もう朝ごはんの時間か。


「はーい」


私は返事をして、声のする方へ向かっていく。


そんな私、杏里っていいます。神社の娘です。


おじいちゃんが死んで妖怪が見える私に退治屋という役職が回ってきました。


ぶっちゃけ無理やり継がされて、名前だけの退治屋なんだけどね。


だから、退治屋ですが退治なんてしたことないです。


おじいちゃんが言うには、


『その内、自分の退治にお供してくれる妖怪が来ると・・・・思う』


らしいけど。


アバウトすぎて、信じていいのかもわかんないから、


とりあえず妖怪来い!!!







< 3 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop