妖怪愛物語




「よ、妖力が・・・」


「吸い取られていく・・・!?」


なんと、2人は、闘うための妖力が吸い取られているようだ。


「桜!ようやったな!!」


「完璧とは言わないけど、やるわね」


狐さんと葉月さんがこちらに来た。


「え?・・・・でも、私手が勝手に・・・」


「まぁ、24代目の血を引いてるからねぇ」


そっか、おじいちゃんから退治屋の力を受け継いだのか。そんなことをのんきに話していると、竈石と櫂石は、動かなくなった。


「え!?動かなくなりましたよ!!」


「ええんじゃ」


「それより、さっき渡したお札の中にある・・・あった、これじゃ」


狐さんは私の持っていたお札から、2枚のお札を取り出し、


「コレを2人に付けるき」


そういわれたので、2人に付けた。ら、また、勝手に動き始めた。


「汝、悪しき者よ、到るべき場所に帰れ!」


そういうと、2人に付いたお札が光り始めた。


「滅」


私がそういったら、光が消えた。すると2人はこの場から消えていた。


「あれ?2人は?」


「桜、お前が封印したんじゃ」



マジで!?私、封印できたの!?驚いていると、茂みの向こうから、手を叩く音が聞こえてきた。




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