妖怪愛物語
「あのアホったれはね、」
長にアホったれって・・・。そんなこと言って大丈夫なのかな?
「退治屋が女のときは・・・・・」
葉月さんが話そうとした瞬間、あたりが紫色の煙におおわれた。
また影月じゃないよね・・・?
「空雅・・・・」
煙の奥からあきれ返った葉月さんの声が聞こえてきた。
「そんなに顔をゆがめて・・・美しい顔が台無しだよ」
そんなくさいセリフを吐いて煙の中から現れたのは、ものすごいイケメンさんだった。