妖怪愛物語
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「そこで彼女は死んだ」
「空雅は彼女の死に脳がおいつかず、ショックで力が暴走したんじゃ」
「俺にはもうそこからの記憶がない」
「それじゃあお前も今ここで事実を知ることになるんじゃな・・・・。空雅は影月を瀕死の状態まで追い込んだんじゃ。そしてその後は存在が危険とされて、ずっとずっと今まで封印されてきた。この事実を知っているのは影月と葉月とわしと2代目と歴代妖怪退治屋」
「私は、この事実を隠すためにあんな嘘をついて空雅の封印の意味を知らせてこなかった」
だからさっき、あんな冗談で炎月君と話していたのか。
じゃあ、このことを炎月君も、ほかの神も知らなかったんだ。この事件が起きるまで普通に接していた神の皆も・・・・・
「つまり、その死んだ女性は・・・1代目妖怪退治屋、桜なんだ」