妖怪愛物語
「ここなんですか?」
「普通の妖怪は入れない、幻の洞窟。まぁ俺は神様だから楽勝♪」
へーそうなんですか、すごいですね。と棒読みで返答しつつ、中を見渡すと暗すぎて何がどうなっているのかまったく分からない。
「あ」
奥のほうをよくよく見てみると、小さな光があることに気付いた。
「あの光が見える?」
「え。あ、はい。見えます」
「なら合格。行くよ」
何が合格なのか分からないけど、とりあえず洞窟に入る空雅さんについていった。