妖怪愛物語
「じゃあ、空雅は客室。アンタは私の部屋においで」
「おう」
「はーい」
「なら、後は適当にどうぞー。好きに使って」
桜さんはそういうとどこかへ行ってしまった。
「じゃあ、桜が言ったとおり適当にしときな。あー、でもむやみやたらに未来のこと言っちゃ駄目だからね。・・・なら俺も失礼するね」
空雅さんも桜さんに続き、どこかへ行ってしまった。
一人取り残された私は、これといって特にすることも無いので、庭を徘徊することにした。