十年桜~キミトフタリ~
美優は教室に入ってきて俺達のほうへ来た。
「はじめまして、宮波桜ちゃん?」
「何でフルネ知ってんだよ」
「太一くんに聞いたの!」
俺は太一のほうをにらむ。
太一は「すまん」といわんばかりのような顔をする。
「あの、誰?」
「あ、美優?桜美優です、隣のクラスだから」
美優なんか怒ってる?
「美優チャイム鳴るぞ、こんなとこでケンカうってる場合じゃない」
「弘人!だってー」
「だってじゃねえよ、帰れ」
「相変わらず口悪いんだから」
「はじめまして、宮波桜ちゃん?」
「何でフルネ知ってんだよ」
「太一くんに聞いたの!」
俺は太一のほうをにらむ。
太一は「すまん」といわんばかりのような顔をする。
「あの、誰?」
「あ、美優?桜美優です、隣のクラスだから」
美優なんか怒ってる?
「美優チャイム鳴るぞ、こんなとこでケンカうってる場合じゃない」
「弘人!だってー」
「だってじゃねえよ、帰れ」
「相変わらず口悪いんだから」