十年桜~キミトフタリ~
「太一・・・?」




「太一くん・・・?」




 机に隠れて座り込んでいる。




 下を見て顔を手で隠して。




「おい?太一?」




 俺は太一の元へと行く。




 肩をつかんで立たせようとする。




「・・・・くっそ・・・・・」




 太一は俺の手を払いのける。




「どうしたんだよ」
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