十年桜~キミトフタリ~
 “桜ちゃん”を探して、




 恋焦がれていたのは・・・・・




 太一も同じだった。




「何で太一が・・・・?」




「ん?俺もさ十年前会ったんだよ、その女の子」




 太一が??




「どっかの公園だったかな、桜が超きれいでさ。ジャングルジムから見てたんだよな」




「それで?」




「桜を見つめてる女の子がいてさ?超かわいくて持っていたカメラで盗み撮りしたんだよね。そんトキに現れたんだよな。お前が。」




「あの時お前いたのか?」




「ああ、会話も丸聞こえ!んでさお前の桜ちゃんの話し聞いてたとき俺まじ運命かと思った。あんときのアイツがお前だなんてさ」

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