十年桜~キミトフタリ~
 太一・・・。




「ん。ありがとな」




「んだよ~!素直じゃん」




 俺達は笑った。




 太一のためにも頑張ろう。




「太一くん!?滝沢くん!?」




「桜!」「宮波!」




 体育館の入り口を見るとはぁはぁッと息を切らした宮波がいた。




「はぁッ・・・もう!急にいなくなって心配したじゃーん」




「ごめんってー桜!」




 ちょーっと待ったぁぁぁぁ。




 何か宮波違くねえか?
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