honey boy
『……その態度改めなさいよ』







ぅあっっこんなこと言うんじゃなかった!!







彼は下を向いて俯いてる。





怒らせた……?







でもその予想は違ったみたいで彼は爆笑していた。





『……っっくくっぶはっっ』







なにソレMUKATUKU☆




笑いが治まって彼が口を開いた。





『俺は、斉藤いつき、一年、先輩の事が気に入りました。お名前は?』





さっきの態度と一変して聞いてきた。





『私は葛城れい、2年』




それだけ言って私ははしごに手をかけた。




上には誰もいなく、私のお気に入りの場所があった。






お日様がキラキラと眩しかった。




『ねぇれい先輩って呼んでいい?』




いつの間に来たのかそいつは隣にしゃがんで見下ろしていた。






『……ダメっていうか嫌』




ゴロンと彼に背を向けていった。




『…ねぇれい先輩、俺のモノになって』





『無理』



冷静を装っていても内心びっくりした。






『なんで~いいじゃん』





へらへらと笑う斉藤





『好きじゃないから無理。』







う~んとちょっと考えるようなしぐさをして、





『じゃあ俺の事好きになったらいいんだ?』





と言った斉藤。顔がいいからって…




『まぁ……好きになるなんてありえないけど。』





『ははっおもしれ~』







< 7 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop