Strawberry & Bluesky

「会えへん。あんたが死んでもオカンには絶対に会えへんっ!そないなことしたらオカンに会うどころか、あんたは一生、永遠に独りぼっちになるで!!」



「何でだよ!!だったら俺はどーすりゃーいいんだよ!!」




そんなん…。


そんなん簡単やろ?



あんたにはもう…ステキな家族がおんねんから。






「幸せになればええねん。みんなで過ごすの、楽しいんやろ?難しく考えなくてええねん。
それにな、オカンに会えなくても思い出が薄れていっても、事実はなくなったりしないんや」



「事実…!?」



「そうや。あんたがオカンと過ごした事実。オカンに愛された事実は、何があっても何が起きてもなくなったりはせえへんねん」

< 107 / 241 >

この作品をシェア

pagetop