Strawberry & Bluesky
No.12 「母ちゃん」
…て――。
なんで居るねん会長。
みんなと一緒に帰れや。
「…会長あんたも早よ帰って風呂入らな。ビショビショやん」
「ん?まぁそうなんだけど、創士に頼まれたんだよ。おばさん迷子になってるから椛兄送っていってやれよって」
「誰がおばさんやーっ!!」
ほんまいらん気遣いしおってーっ!!
「じゃ行こうか」
そう言って手を差し出された。
「……何やねんこの手」
「え?だって迷子なんだから手繋いで歩かないと…」
「どーゆー理屈やそれ!!あんたの頭ん中はどうなってんねや!!」
もちろん、当然のごとくその手を叩き落とす。
全くチョーシのるなボケっ!!