Strawberry & Bluesky

2年の代表の男子と一緒に目を輝かせよだれを流しながらその子をガン見してるあたしがそこにいた。







「……あの。私の顔、何かついてます?」




はっっ!!




「いやっ、そういうんやないねん。あんためちゃくちゃかわゆいからなーついつい見とれてしもうただけやねん。なぁ?」




慌ててあたしは隣の2年男子に同意を促した。




「えっ!?あ、あぁはい!!そうッス!!」



『えー。では3人とも用意はいいですかー?ダメだと言っても時間ないんで始めますけどね』





じゃあ聞くなや!!



いつの間にかギャラリーも白熱してきおってるし。








「小梅ー!!優勝しないと絶交だかんねー!!絶対タダ券手に入れてよ!あたしたちの昼ご飯代なんだから!」



そういうリナちゃんの声も聞こえた。




てか、絶交て…。




どんだけ薄い友情やねんあんたたち…。

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